今日、ミッシェル・グロのクロ・デ・レアを飲んだ。しかも良作年99のピノ。
いつも思うのだが、彼のワインはおいしい。
薫製肉、なめし革、ダークチェリーのアロマ、熟成すると感じる森の下草(スー・ボワ)
の香り。柔らかく穏やかな味わい。
実に美味しい。
だが、偉大ではないのだ。
これほど有名なワイナリーであるのに、感動したことが一度もない。
突き抜けるようなエネルギー、永遠とも思えるような余韻がないのだ。
なぜなのだろう。
いつも思う。
彼が作るワインは偉大ではないのだが、常に安心感がある。
おおらかで、豊かな味わいを楽しめる。
もし、彼が偉大なワインを追求したのならば、
緊張感のある近づきにくいワインになっているのかもしれない。
(もし偉大なワインを追求しているのならばごめんなさい)
ミシェルの表現するワインは、大地に感謝をするため、人生を楽しんでもらうために
作られたワインな気がする。
そこに緊張感はいらない。
いつだって彼のワインは我々を受け入れてくれる気がする。
それにしてもおいしい。
ありがとうミシェル・グロ。
そして偉大ではないと言ってごめんなさい。
だってジャイエとルロワにはかなわないから・・・・(余計な一言)
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