2012年11月23日金曜日

曽我さんのワイン


珍しく日本のワインを飲みました。

Yoichi  Noborib  kyumura 2010 Pinot Noir Takahiro Soga


イチゴ、フランボワーズソバージュ、ざくろ、クランベリーなどフルーツの香り満載。還元的な感じでやや濁り。ドメーヌルロワを飲んだときに感じる鑞のような香り。
シャソルネのデヴューしたときのサンロマンを思わせる。うまみがあり、やや苦みがある。
アタックは果実味をしっかり感じるも、ミッドやアフターが弱い。
日本ワインの特徴だ。軽やかで水のように飲めるワイン。
余韻は5秒。

香りでまず魅了される。(これは優良日本生産者のワインによくある)
そしてアタックの果実味が心地良く、うまみが充実している。
しかし残念ながら骨格が弱く、水のように流れ落ちる余韻。



僕のスタンスとして日本ワインは応援していない。
なぜならば、日本には世界に誇る日本酒、焼酎があるからだ。
雨の多い日本では、ワイン作りに適していない。
なので無理して作る必要はないのではないか。




とまあ、色々言いたい所もあるが、個人的に好きなワインだ。
ドメーヌ・ルロワを感じる風格がある。
曽我さんが日本を抜け出してブルゴーニュでワインを作ったならば、
偉大なワインができるのではないかと思う。


追っていきたいワインです。



北海道余市町登地区に樹齢26年のピノ・ノワールの区画が残るキュムラ



2012年11月22日木曜日

偉大なるブルゴーニュか
















バンのグラスワインを自腹で飲みました。
ていうか希少なワインを23:30にあけるなよ・・・
グッチってみました。すみません。
2杯で12,000円だから愚痴らせて〜。



2001 Armand Rousseau  Lavaux St Jacques

1級としては薄めの色調。オレンジがかっている。
まず青さが目立つ。ミントや茎、イチゴリキュールや薔薇
果実味は非常に優しく、酸度も高い。
非常に繊細だが、味の深みは残念ながら感じられない。

やはりこのラベルバージョンは気合いがはいってないのだな。




1997 Clos des Tart


紅茶ざくろ グリオット 梅、薔薇 なめし革、やや腐葉土。中華スパイス

このワインは古き良きブルゴーニュを感じさせる。
力強く深みがあり、タンニンが支える果実味とアルコールのヴォリューム。
存在感がある。
余韻も長く12秒。偉大である。
今のブルゴーニュの流れはフルーティで優しいタンニン。

これこそブルゴーニュの伝統である。