2009年1月12日月曜日

アンリ・ジャイエを飲む。


昨晩、とうとうアンリ・ジャイエ*を飲みました。

アンリ・ジャイエはブルゴーニュの神様と言われる方。
神様は大げさにしたとしても、今のブルゴーニュのワイン作りの基礎を築いたと言われている。
有名な低温浸漬法を用いて、果実味豊かで濃い味わいをうみだし、
さらに果実を間引いて(ヴァンダンジュ・ヴェルト)味の凝縮感をだすなど、
かつてないほどの品質主義を貫いた方。

昨晩は某ワイン会に参加することになり、偉大なるワインをたくさん味わうことができました。


1992 ドンペリ エノテーク
2000 ムルソー コシュ・デゥリ
2001 ムルソー  コント ラフォン
1976 ニュイサンジョルジュ ミュルジェ   アンリ・ジャイエ
1997 ヴォーヌロマネ クロ パラントゥー  エマニュエル・ルージェ
1982 グランエシェゾー ロマネコンティ
2000 ジュヴレシャンベルタン ポンソ
1985 クロサンドニ  ジャンポール・マニャン
1979 イケム
1983 ゲヴュルツトラミネール  レオン・ベイエ

おそろしい・・・


全て最高においしかった・・・・。
とにかく最高のものを経験することは自分のワイン人生において、
一皮むけるためには重要なこと。

そして、その最高のワイン達を最高の状態でサーヴしてくださった
赤坂のセレブールのスタッフ達。
そこにいるだけで勉強になりました。

ワインは注ぎ方も重要というものを再確認いたしました。

ジャイエのワインは開けたては、若々しく濃密。
ビターチョコやエピスの香り。
グリオットのコンフィのような香り。
これが76? 若い!!

時間とともに熟成感(ドライフラワーのような香り)がでてきて、
次第にDRCに似てくる。

はじめは明るく元気な感じ。次第に甘美な香りに変わり妖艶な大人の味わい。
不思議だ〜。

やっぱりジャイエはすごかった。
伝説は生きていました。


(ちなみにDRCとROUGET   COCHE-DURYも大変素晴らしかった)



2009年1月7日水曜日

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
昨年度はたくさんの方々にお世話になりました。
本当に頭が下がる思いです。
今年もみんなに愛されるような店作りをがんばっていきたいと思います。

皆さんは今年の目標は決められましたか?

僕の目標はまだ漠然としていますね。
当面の目標は、とにかく大量の本を読みまくることです。
自分自身の存在が0に近いものなので、人の知識を吸収するしかありません。
思想がないということですな。
とにかく柔軟に吸収していくつもり。

そして正月は体調を崩して最低なスタートになってしまったので、
健康な体作りを目指していきたいと思います。


今年もどうかVINをよろしくお願いします。


2008年11月4日火曜日

この前の日曜日に、銀座のH&Mが入っているgCubeビルの
柿安に行って参りました。
こちらは松坂牛がメインの牛鍋屋さんです。
しゃぶしゃぶもあるのですが、相方が最近食べたというので、
すき焼きを。

さすが長い歴史を持つ柿安様!!
最高の松坂牛でした。

こんなにうまいすき焼きは初めて〜。

脂が雪のように解けて、独特な牛の臭みがなく、
きれいな味わいと余韻!!

パーカーポイントなら97〜98はいくでしょう。
それほどうまかった。

この日は、ヴーヴ・クリコとボーモン・デ・クレイエール レゼルブ を飲む

2008年6月16日月曜日

ロマネコンティ

最近GoogleEARTHにはまっています。
ワイン畑の区画もバッチリ写っているから、なかなか勉強になります。

写真の投稿もあるから、行った気になれますね。
ちなみに写真はロマネコンティです。

2008年6月13日金曜日

失敗



今日は凡ミスをしてしまいました。


風邪をひいてしまい、集中力を欠いてしまいました


ペッサック・レオニャン地区のLA TOUR HAUT-BRION

をオーダーされて、ついLA TOUR A POMEROLをだしてしまいました。


幸い値段も同じでよかったのですが、なかなか恥ずかしい間違いをしてしまいました。

ソムリエとして基本がなってなかったです。


しかし、ワインは最高においしかった~。


今の状態だと前者よりおいしいかも。

本日のワイン


LA TOUR A POMEROL ボルドー ポムロール地区 1988年


ムエックス帝国とまで呼ばれるポムロールの巨人、ムエックス社が所有。

メルロー90% カベルネ・フラン10%


シャトー・クリネの横に位置し、深い砂利質土壌から生まれるワインは、力強くふくよか。


88年ということもあり、熟成感がしっかりと出ている。

リコリスやシガー、ドライプラム、五香粉、プーアル茶など、

古い寺院の香りがしますね。

味わいは非常にドライに感じられ、タンニンは硬く、意外と男性的で粗野。

しかし、フレーヴァーの甘美さが余韻に残り、心に響く味となる。