2013 12/1 作一ワイン会
奈良の偉大なるワインショップ「サン・ヴァンサン」のオーナー竹中氏主催による作一ワイン会に参加して参りました。
ラインナップがこれまた凄いです。
1996 Bollinger RD Magnum
1996 Savennieres Coulee de Serrant Nicola Joly
1998 Bienvenue Batard Montrachet Louis Latour
2004 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Saint Georges Thibault
Liger-Belair
2009 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Saint Georges Thibault
Liger-Belair
2003 Clos de Tart Magnum Mommesin
1990 Beaune Clos des Ursules Domaine Louis Jadot
1990 Chapelle Chambertin Louis Jadot
お食事は陰の主催者A氏が職人野原さんと相談の末、すんごいものが味わえました。
さて会の最初にいきなり来ました。ズワイガニwww
兵庫柴山港のズワイカニ!!しかも1kg
これをしゃぶしゃぶ!!!生姜ポン酢でいただくが、そのままでも凄く甘くて旨い!!
これが最上の食べ方ではないか!?
最初に出てきたのはみそ汁
・・・かと思いきや栗のスープだった!!!
栗を摩って鰹をきかせない出汁に葛を溶かし柿をいれたスープ
ボランジェRDによく合いました。やはり栗とシャンパンはよくあう。
そして仙鳳趾の生牡蠣!!相変わらずトロトロで甘い。
これにはやはりニコラ・ジョリー。以前は94のニコラ・ジョリーと完璧なマリアージュだったが今回は??
96のクーレ・ド・セランは還元しながらも果実味がつよく、ミネラルはしっかりあるが、ベストマッチではない。カボスを絞るとあうが、あの感動には出
会えない。果実味を控えめにさせ、強く固いミネラルのある94がよかった。
バタール・モンラッシェ 98 ルイ・ラトゥール
黄桃、バター、ワッフル、ビスケット、アモンドローストなど豊かな香りだ。
アタックは力強く非常に滑らか。エキス分がしっかりとあり、全てが調和している。
完璧な調和を見るワインは、静謐さを醸し出す。余韻はキャラメル的フレーバーが戻り香として残り長い。13秒。
カワハギの肝和え・・・これにはやや熟成した04NSGがよく合った。偉大なる白バタールでは存在感が食材に勝りNG.
晩秋から冬にかけて楽しむことができるカワハギ、しかも鮮度が命の肝和えを楽しめるのは幸せ。肝をさっと霜降りし、ポン酢、もみじおろし、浅葱で食す旨さは最高だ〜。
04 Les Saint Georges T.Liger Belair
サクランボやイチゴのジャムのよう。ややミント的で
果実味はやせている。湿った土や森の下草的な雰囲気が出ていて、ほどよく熟成している。華やかさ、腐葉土的な旨味、ミント的な固さなど色々出てきていて面白いワイン。04は料理に合わせやすい素敵な年だと
思う。勿論余韻はやや短い。6秒。
09 Les Saint Georges T.Liger Belair
ダークチェリーや五香粉、ややバニラ、金属的。甘みがしっかりとあり、タンニンも豊か。凝縮感がありタンニン、酸が滑らか。素晴らしいワインに成長するに違いない。
さて恒例の珍味盛り合わせであるが、
山椒で豚の煮込んだもの・・・09 NSGに最高に合った。
からすみにはバタール!! 意外だった。
鮒寿司にはNicolas Jolyしかない。珍味には珍酒しかあわない。
西京焼にはバタールだ!!
麦焼酎を使い1ヶ月干し、一年冷凍したからすみは秀逸!! なんでもサワラで作っても旨いとのこと。自分でも作りたい。
そして香箱蟹。こんなに贅沢に食して良いのか。ニコラ・ジョリーを合わせる。日本酒っぽいワインだなー・
こんなことまでしてしまいました。
香箱カニにニコラジョリーをかける暴挙に!!
これがまたうまい。
クエの刺身
白菜に包まれたふぐの酒蒸し
白菜の甘みが何とも言えない。
これはボランジェに合わせても
熟成した赤に合わせてもうまし!!
焼きふぐ、焼きガニ、焼き白子
焼いたものにはクロ・ド・タールがぴったりだ。
タールという名前がつくからか、本当にタールの香りがした(元の意味は修道院から)。
湿った土やタール、紅茶、スパイス、シャンピニオン、ブルーベリーのジャムなど過熟気味でありながら、熟成のニュアンスとスパイシーな感じが現れていて、非常に複雑なワインだ。エレガントではなく雑味もあるが存在感がある。これがクロ・ド・タールのキャラだと思う。
ふっくらとしていて甘みがある。
これにはバタールだよなー。
もうないけどね!!
定番の焼いたとろろとうなぎ。
これには90年のルイ・ジャドが良く合う。
しかしだ。眠くなってワインをあまり覚えていない。
はい、退場。
締めは 鱈白子のおかゆ
また来年、パワーアップして会に望みたいです。
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