昨晩、とうとうアンリ・ジャイエ*を飲みました。
アンリ・ジャイエはブルゴーニュの神様と言われる方。
神様は大げさにしたとしても、今のブルゴーニュのワイン作りの基礎を築いたと言われている。
有名な低温浸漬法を用いて、果実味豊かで濃い味わいをうみだし、
さらに果実を間引いて(ヴァンダンジュ・ヴェルト)味の凝縮感をだすなど、
かつてないほどの品質主義を貫いた方。
昨晩は某ワイン会に参加することになり、偉大なるワインをたくさん味わうことができました。
1992 ドンペリ エノテーク
2000 ムルソー コシュ・デゥリ
2001 ムルソー コント ラフォン
1976 ニュイサンジョルジュ ミュルジェ アンリ・ジャイエ
1997 ヴォーヌロマネ クロ パラントゥー エマニュエル・ルージェ
1982 グランエシェゾー ロマネコンティ
2000 ジュヴレシャンベルタン ポンソ
1985 クロサンドニ ジャンポール・マニャン
1979 イケム
1983 ゲヴュルツトラミネール レオン・ベイエ
おそろしい・・・
全て最高においしかった・・・・。
とにかく最高のものを経験することは自分のワイン人生において、
一皮むけるためには重要なこと。
そして、その最高のワイン達を最高の状態でサーヴしてくださった
赤坂のセレブールのスタッフ達。
そこにいるだけで勉強になりました。
ワインは注ぎ方も重要というものを再確認いたしました。
ジャイエのワインは開けたては、若々しく濃密。
ビターチョコやエピスの香り。
グリオットのコンフィのような香り。
これが76? 若い!!
時間とともに熟成感(ドライフラワーのような香り)がでてきて、
次第にDRCに似てくる。
はじめは明るく元気な感じ。次第に甘美な香りに変わり妖艶な大人の味わい。
不思議だ〜。
やっぱりジャイエはすごかった。
伝説は生きていました。
(ちなみにDRCとROUGET COCHE-DURYも大変素晴らしかった)